働き方
現在山中畜産全体でベトナム人技能実習生を含めて36名が働いていますが全員が農場内で働いているわけではありません。社長をはじめ事務所で働いている人、農場以外で働いている人もいます。農場内で働く人は長沼農場と千歳農場に分かれて働きますが、技能実習生は仕事の内容によって両方の農場で働いています。また長沼農場から千歳農場に応援に行くこともあります。管理獣医師は時間にとらわれず必要に応じて両方の農場内に入ります。農場内では豚舎の中で豚の管理をする人、豚舎の外で糞尿の処理や設備の点検維持等に当たる人に分かれて仕事をします。
仕事は朝7時半に始まり夕方5時に終わりますが、昼休み1時間、午前午後それぞれ15分の休憩時間をとり実働8時間です。残業は原則無しです。夕方5時から翌朝7時半までは豚舎内は無人で分娩等の介護も行ないません。
豚は生き物ですから1日として仕事をしないで良い日はありません。いわゆる盆も正月もない仕事です。しかし有給休暇はしっかり取るよう指導していますし、皆で休みを調整しながら出来るだけ希望の日に休めるよう努めています。
コミュニケーション
朝仕事に出る前に事務所で一日の仕事内容の打ち合わせを行い、その後各自が持ち場に向かいます。休憩時間は管理事務所で休む事が出来ます。ここで自由に色々とお喋りができます。仕事中に用事が出来たときはLINEでやりとりして情報を交換します。昼休みは管理事務所で昼ご飯を食べ、昼寝をしたりお喋りしたりして自由に過ごせます。
又、毎週月曜日には終業後に幹部が集まって夕食をとりながら農場での問題点や改善方法、日頃感じていること等をざっくばらんに話し合っています。この席には社長と管理獣医師も参加し、月一回はベトナム人実習生の代表にも加わってもらいます。
コロナ感染拡大の前は、その内の第2と第4の月曜日には各農場の従業員全員に加わってもらって意見交換を行なっていました。感染予防のため今は中断していますが収まれば再開する予定です。
教育
仕事をする上で必要な知識は都度先輩から教わりますが、衛生管理や病気等についての総合的な勉強会を、社長はじめ全従業員と、飼料・豚の運搬を委託している会社の社長と従業員全員が参加して、春と秋の2回行ないます。管理獣医師や外部から招いた講師がタイムリーな話題を提供します。勉強会の後は懇親会を行なって親睦を図るよう努めています。
その他、衛生管理等で特に注意しなければならない事が有るときには、必要に応じて臨時の勉強会を随時開催します。
外国人技能実習生
山中畜産では現在は派遣会社を通じてベトナムから技能実習生の受入を行なっています。。技能実習生には千歳市の住宅を格安で提供しており、毎月派遣会社の担当者が住宅まで様子を見に来ます。農場の行き帰りは日本人スタッフが送迎し、病院や買い物にも必要に応じて送迎をしています。日本語でのコミュニケーションは十分とは言えませんが、お互いに努力しながら仕事を覚えてもらっています。今では3年間の実習期間を過ぎても残って働いてくれる人が出てきて、新人の教育等は彼らの協力を得ながら行なっています。
又、会社主催の年2回の勉強会、忘年会や獣魂祭にも全員参加してもらい、日本人との交流を深めてもらうよう努めています。